院長ブログ
伊豆大島1周40kmサイクリングの旅
2018年4月2日
皆様、ご無沙汰しております。今年初のブログです。
手術のご依頼が多く、ようやく休暇が取れて、ブログを書くことができました。
今回は、先日の休暇のお話です。
当院の五十嵐先生と打ち合わせを兼ねて、伊豆大島一周40kmサイクリングの旅に行って来ました。
当日の朝、浜松町駅から徒歩5分の竹芝桟橋より、東海汽船のジェット船に乗船。
約1時間30分で伊豆大島に到着しました。
船を降りると、なんと観光協会の伊豆の踊り子の皆さんのお出迎えがあり、伊豆大島に来たことを実感。
午前10時頃に早めの昼食を済ませて、マウンテンバイクをレンタルして、いざ出発。
まずは日経新聞でも紹介された、人気No.1の観光地、通称「バームクーヘン」と呼ばれる地層切断面の前で記念撮影。
ここは伊豆大島の一周道路を建設する際に山を切り崩したところ、現れた地層とのこと。
木目のような断面は、数百回にも及ぶ噴火の火山灰の層だそうです。
実際に間近で見ると迫力があり、自然が作り出すダイナミックな美しさに感じ入りました。
そのまま南へ走り進めていくと、波浮港(はぶみなと)に到着。
この地域には、川端康成の「伊豆の踊り子」のモデルとなった大島出身の旅芸人一座が演芸を見せたとされる、趣のある旅館が今も残されています。
大正時代にタイムスリップしたかのような風情のある町並みを探索しました。
そして、海に筆のように突き出た岩が有名な、筆島にて記念写真。
筆島海岸は日本の渚百選にも選ばれているとても有名な場所です。
突き出た岩は、数10万年以上前の古い火山の中心部にあったものが、
波に削られて尖った形になったそうで、「神の宿る場所」として崇められてきた場所だそうです。
ここまでは順調でしたが、残りの15kmは三原山へと続く登り坂。
坂道は思った以上に辛く、ペダルを漕ぐ足どりも重くヘトヘトになりながらも、
道中は猿が出たり、シマリスが出たりと動物と触れ合える楽しみもありました。
道すがら気になったのが、3kmおきに設置されている、メジロの密猟禁止の看板。
伊豆大島の名産品で有名な「椿油」が取れる椿は、ウグイスやメジロなどの野鳥の花粉交配で成り立っているとのことで、島の美しさを守るための注意勧告だと知りました。
途中、何度もくじけそうになりましたが、なんとか、午後6時に無事に到着。
一周するのにかかった時間は7時間。
最後は、レンタサイクル屋さんにマウンテンバイクをお返ししてフィナーレです。
サイクリングは、普段クリニックで働きづめの自分にとって、とてもいい経験でした。
島一周は、人生そのもののようで、辛い坂道も、登り続ければいつか下り坂になることを、教わりました。
道中も、ただ走るだけでなく、体力と戦いながら、様々な物事を考えるいい時間にもなりました。
今回の旅ですっかりサイクリングの魅力に魅せられたので、来年からの新人研修は、伊豆大島サイクリング一周で決定です。
この日は伊豆大島の宿に宿泊し、三原山温泉につかりました。
泉質は無色透明、無臭の単純泉で、筋肉痛や疲労回復の効能があるそうです。
その効果もあってか筋肉痛もなく翌日を迎え、元気に帰路に着くことができました。