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院長ブログ|中央区銀座で動物病院をお探しの方は銀座ペットクリニックまで 銀座ペットクリニック・中央区銀座

中央区銀座・銀座ペットクリニック0120-714-221

〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目14−15−1F

診療時間
10:00~13:00
16:00~19:00
勤務医師 笹井 市原 笹井 笹井 市原

手術は13:00~16:00 休診日:火曜・水曜・祝日
臨時休診などのお知らせは新着情報をご覧ください。
当院が休診日の際のご連絡は、グループ病院または田町駅徒歩7分の芝浦ペットクリニックまでお問い合わせください。

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院長ブログ

犬にとっても、肥満は万病の元

2016年9月18日

先週まで、内臓疾患の症例が続いたので、今回は外科の症例をご紹介しましょう。
訪れたのは、3歳のパピヨンの女の子。
飼い主さまの説明では、
「後ろ足を引きずり、両足ともガニ股で、カニさんのように歩いている」とのこと。

 

診察すると、後ろ足の膝蓋骨が内側に落ちており、それがガニ股の原因とわかりました。
人間で言えば、膝の関節ですが、脱臼してすでに1年以上が経過していると思われ、
すでに、じん帯の委縮が進行。
元の正常な位置に直す整復手術が必要だと判断しました。

 

手術時間は約5時間。膝の関節に歯科用ドリルで丁寧に溝を掘り、
膝蓋骨が内側に落ちないように、写真のようなチタン合金の器具で固定しました。
(写真は、色調を少々調整してあります)

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膝の脱臼は、ヨーキー、チワワ、プードル、ポメラニアンなどの小型犬に多くみられます。
症状はグレード1からグレード4まで段階があり、
脱臼しても、自分で関節が入るグレード1からグレード2なら、
手術の必要はなく、張ったスジに鍼灸治療などを行なえば完治します。

 

ただ、グレード3からグレード4にまで進行し、
ケンケンをするような歩行状態になってしまうと、手術の対象になってしまいます。
関節のためにも、体重増加は要注意。
適正な体重、体型を保つことが、予防にもつながります。

 

P.S.

先週、ご紹介した脾臓摘出のフレンチブルドッグの女の子。

病理組織検査の結果は、良性腫瘍でした!

結果を聞いた飼い主さまは大喜び。

ワンちゃんもますます元気になっています!

健康診断は大切です!

2016年9月12日

今回、ご紹介するのは、
「3日前から食欲がなく、お水を異常に飲む」と、
連れてこられた8歳のフレンチブルドッグの女の子の症例です。

 

検査をすると血液が半分程度しかないことが判明。
追加のレントゲンとエコー検査で、
脾臓に直径5cmもの腫瘍があり、そこが出血箇所と判明しました。
すぐに血液のマッチング検査を行ない、
適合するワンちゃんの血液を輸血しながらの手術となりました。

 

開腹してみると、そこには大量の血液が。
結果的には、100ccもの血液が吸引できるほどの出血量でした。
約2時間の手術で脾臓を摘出。
これで出血は止まったので、あとは病理組織検査で、
腫瘍が良性であることを祈るばかりです。

 

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昨年、北千束本院での秋の健康検査を受診した約30匹のうち、
2匹から脾臓の腫瘍が、1匹から肝臓の腫瘍が発見されました。
脾臓腫瘍の1匹は残念ながら悪性でしたが、
残る2例は、良性腫瘍だったため、摘出後、今も元気にしています。

 

受診数は年度によって異なりますが、例年、10%程度の割合で腫瘍が見つかっています。
人間同様、動物の腫瘍も、早期発見こそが全快への近道!
そのためにも、できればワンちゃん、猫ちゃんにも、
年1回の健康診断をぜひとも習慣づけてください。

 

当院では、いくつかの健康診断コースをご用意していますが、
6歳未満の若く元気の良いワンちゃん、猫ちゃんの場合でも、せめて
胸部レントゲンと血液検査、尿検査、糞便検査の「かんたんパック」を。
7歳を超えたシニア世代や、若くても体調がすぐれないワンちゃん、猫ちゃんなら、
腹部レントゲンや心電図、腹部エコーがセットになった「あんしんパック」や、
心臓エコー、甲状腺ホルモン検査も加わった「まるごとパック」などがオススメです。

胆嚢摘出で救われたちいさな命

2016年9月3日

今回ご紹介する症例は、急な吐気で来院した10歳のチワワの男の子です。
ひと目見ただけで、黄疸で目と顔が真っ黄色になっているのがわかりました。
エコー検査をすると、胆石が胆嚢で詰まった胆嚢炎と判明。
7日間、入院してもらい、胆嚢炎用の点滴と投薬で危機は乗り越えました。

 

それから1か月――。
飼い主さまの「元気バリバリです!」というお言葉を確認した上で、
胆嚢摘出手術を行ないました。
開腹してみると、胆嚢が破裂しており、肝臓への癒着もひどく、
4時間の大手術となってしまいました。

 

でも、手術の翌日には、ボウルいっぱいのフードをばくばく食べるほどに快復!
飼い主さまも、僕も、ホッとひと安心。
5日後に退院し、今はお家で、元気いっぱい跳ねまわっているそうです。

 

胆石による胆嚢炎は、小型犬のチワワ、ダックス、ポメラニアンなどに多く、
脂肪過多の食事が原因だと思われます。
7歳を過ぎたら、年に1度は血液検査をし、
ALP,胆汁酸が高ければ、X線、エコー検査をオススメします。
多くの飼い主さまは、「犬は肉が大好き」と、ついついお肉をあげがちですが、
予防には、シニア用の食事や低脂肪のアッサリとした食事がオススメです。

 

ちなみに写真は、組織検査のため病理検査センターに送るため、
摘出した胆嚢をホルマリン漬にしたものです。
「胆嚢ガンではなく胆嚢炎である」――という検査結果に胸を撫で下ろしました。

 

摘出胆嚢

下アゴ骨折の治療例

2016年8月26日

さまざまな症例で来院するワンちゃん、ネコちゃん。
中には、外科手術が必要なコも。
当院では、ほぼ毎日、何らかの手術が行なわれています。
日は、最近行なわれた手術の一例をご紹介したいと思います。

 

7月末、来院したのは10歳のチワワの女の子。
飼い主さまの説明では、
食事の時、口がモゴモゴ、あごがガクガクしているとのこと。
診察すると、下アゴの歯根部が腐り、アゴの骨が溶けて、骨折していました。
チタンプレート

 

約3時間の手術で、チタン合金のプレートを装着。
3日間、入院してもらいました。
術後、約2か月間は、柔らかい食事が必要になりますが、
すでに抜糸も終り、元気を取り戻しています!

 

これは、普段から歯石取りなど、歯の治療を定期的にやっていれば、
骨折まで進行する前に、防げたと思えるものでした。
愛犬家のみなさま、愛犬の口腔内の健康にも注意を払ってくださいね!

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