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院長ブログ|中央区銀座で動物病院をお探しの方は銀座ペットクリニックまで 銀座ペットクリニック・中央区銀座

中央区銀座・銀座ペットクリニック0120-714-221

〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目14−15−1F

診療時間
10:00~13:00
16:00~19:00
勤務医師 笹井 市原 笹井 市原 市原

手術は13:00~16:00 休診日:火曜・水曜・祝日
臨時休診などのお知らせは新着情報をご覧ください。
当院が休診日の際のご連絡は、グループ病院または田町駅徒歩7分の芝浦ペットクリニックまでお問い合わせください。

ACCESS
東銀座駅4番出口より徒歩5分
築地市場駅 A3出口より徒歩5分 WEB予約はこちら アクセスの詳細

院長ブログ

お肉ばっかり食べてると、胆石症になりますよ。

2020年12月21日

日々の診察、手術に追われて、久しぶりのブログとなりました。

 

今回は、チワワ6歳メスとダックス9歳メスの「胆石症」のワンちゃんをご紹介します。

 

2匹とも、突然の嘔吐が続き、肝臓の値が正常値の10倍。顔や目やおしっこは黄疸で黄色くなった状態。もちろん元気も食欲もなく、グッタリ。

5月にチワワ、6月にダックスと立て続けに入院し、胆のう摘出手術を施しました。

 

「胆石症」とは、胆管に石がつまって引き起こされる病気です。

その石とは、胆汁が濃縮して泥のようになり、さらに結石化したもの。胆汁の通り道である胆管にこの石が詰まると、痛みや嘔吐、黄疸など重篤な症状が現れます。これらの症状が強く出る場合は、判断が遅いと生命にかかわるため、スピードが必要です。

軽度であれば薬と食事療法で良くなることもありますが、今回のように重度の場合は、胆のうの摘出手術が必要となり、手術をしたほうが長生きします。胆のうが破裂してから緊急手術になるケースもあります。

 

 

※ブログの一番下に、摘出した石や胆のうの写真がございます。

苦手な方はお気をつけください。

 

 

写真で見るとおわかりいただけますが、このような石を取り出しました。

ペンと比べてみても、ずいぶん大きいことがおわかりいただけるのではないでしょうか。

犬の胆石症は人間とは異なり、カチカチの硬い石は少なく、私がこれまで取り出したものの多くは、消しゴムのような弾力性のある硬さでした。

ちなみに、深緑色のドロドロは、胆汁が泥状になったものです。

 

犬の場合は胆石があっても無症状であることが多く、定期検診などの際に腹部のエコー検査で発見されることがほとんどです。

胆石ができるのは、胆汁分泌の低下やコレステロールなどが原因と考えられています。

いわば生活習慣病のようなものですので、エコー検査で胆石症が発見された場合は、胆汁分泌を促進するお薬と、ごはんも低たんぱく・低コレステロールで消化器官への負担が少ない療養食(ロイヤルカナンの「消化器サポートドライ」など)をあげるようにしてくださいね。

 

手術後には、2匹とも元気を取り戻してくれました。今では月に一度のトリミングの時間を楽しんでおり、私たちスタッフもほっと一安心です。

 

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1キロもの皮膚腫瘍を摘出!

2020年2月3日

 

この冬はあまり寒くなく、ずいぶんと暖かいですね。
暖冬の影響で花粉症のシーズンも早まり、2月上旬から対策が必要になりそうです。
ワンちゃんの散歩は、花粉が多く飛散している10時~14時はなるべく避けて、
帰ってきたら、玄関前で花粉をなるべく落としてから家に入るようにしましょう。

手術続きで毎日忙しく、ブログを書くのがすっかり久しぶりになってしまいましたが、
昨年一年の手術件数は、銀座ペットクリニックで109件、 芝浦ペットクリニックで190件、北千束病院で210件、グループ全体では509件でした。

さて今回は、大きな皮膚腫瘍の手術についてご紹介いたします。

※ブログの一番下にワンちゃんの手術写真がございます。
苦手なかたはお気を付けください。
ビーグル犬のミックスで、メスの15歳です。人間でいえば、80代のおばあちゃんですね。 半年前より、首の下、左前足のつけ根のあたりにできた皮膚腫瘍がだんだんと大きくなり、メロンほどの大きさになってきたので、手術で摘出することになりました。
ただ、腫瘍があまりに大きすぎて、摘出すると体に大きな穴が開いてしまいます。
そのため皮膚をジグソーパズルのように上手に移植しなければとてもふさがらず、
近年まれにみる、4時間もの大手術となりました。
メロン大の腫瘍を取り切ったのですが、量るとなんと重さが1キロもありました!
これではさぞ、本人も動きづらかったことでしょうね…。
腫瘍の組織を病理検査に出した結果は「良性」で、こちらもホッとひと安心。
予後もよく、現在では体がすっかり軽くなったのか、元気に駆けまわっています。
その様子を見て、飼い主さまにもとても喜んでいただくことができました!!

大切な家族であるワンちゃんネコちゃんの手術は、どなたもさぞかしご不安だと思います。
私たちはこれからも、飼い主さまとしっかりコミュニケーションをとってお気持ちに寄り添いながら、
豊富な実績による技術力を駆使して、難しい症例にも全力で対応してまいります。
気になる症状がありましたら、いつでも気軽にご相談くださいね。

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ベンチからのジャンプに注意!

2019年3月29日

皆さま、こんにちは。早いもので、すっかり花粉の季節ですね。

お散歩が楽しい季節になってきましたが、じつはワンちゃんにも花粉症があります。
人間同様にくしゃみや鼻水などの症状が出るワンちゃんもいますが、かゆみや発疹、外耳炎など、皮膚に症状が出るケースが多いです。
そのため学会では、気温が上がって花粉が飛散しやすくなる「午前10時以降の散歩は控えてください」といっています。
散歩の時にはTシャツを着せてあげ、おうちに入る時はTシャツを脱がせて、花粉をよく払うように心がけましょう。

話は変わりますが、先日、7か月のトイプードルのワンちゃんが骨折で受診されました。
ドッグランのベンチからジャンプしたら、着地時に周囲の人々がわかるぐらい、「バッキー!」と音がして、後ろ足が骨折したのだそうです。

かかりつけの動物病院は骨折手術ができないため、飼い主さまが7軒もの動物病院に問い合わせをされて、ようやく当院で手術が決まりました。

当院での手術は、折れた足にピンを打ち込む「ピン二ング法」での手術となりました。
これは金属の細く長い棒のようなピンを骨の中心にある骨髄の中に通して打ち込み、折れた部分を固定する方法です。
ただし繊細な手技が必要なため、当院のように骨折手術の経験が多くないと難易度の高い手術といえます。
このトイプードルの手術にも3時間を要しましたが、成功しました。
手術後は4日目で無事退院し、今はギブスで固定して元気に歩いており、飼い主さまも胸をなで下ろしておられます。

トイプードルやポメラニアン、チワワなどは大変人気の犬種ですが、骨が非常に細く厚みもないため、どうしても骨折しやすいといえます。
そのうえ動きが機敏なので、ベンチやソファに身軽に飛び乗ったり、飛び降りたりする際に、足を滑らせて着地に失敗することが多いので、注意が必要です。
骨折した理由の大半が、「膝に乗せていたが落としてしまった」「ベンチやソファから飛び降りた」といった、落下が原因です。

飼い主の皆さま、ワンちゃんがベンチからジャンプする際にはくれぐれもお気をつけください。

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ソファからのジャンプは要注意!

2017年8月22日

不安定な天候が続く今年の夏。
飼い主さまも、ワンちゃん、ネコちゃんも、体調を崩していらっしゃいませんか?
この夏、当院では、外耳炎、皮膚病、心臓病で来院する患者さまが急増。
また、例年通り、夏バテによる嘔吐や下痢のコも後を絶ちません。
今週半ばからは、また暑さがぶり返すようですから、十分、気をつけてくださいね。

 

さて、本日ご紹介する症例は、股関節脱臼です。
来院したのは10歳のトイプードルの男のコ。
ソファからジャンプした時に着地に失敗し、
後ろ脚がケンケンするような歩き方になったとのこと。
レントゲンを撮影すると、左後脚の股関節脱臼と判明しました。

 

股関節脱臼1

 

股関節整復手術後、ギプスで固定しましたが、10日後、再脱臼。
原因は、骨頭と股関節を結ぶ靱帯が切れてしまっていたか、
脱臼時の衝撃で関節包(関節を包んでいる袋状の皮膜)が損傷してしまっていたため。

 

股関節脱臼2

 

4時間におよぶ再手術で破れた関節包を縫い合わせ、
再度、脱臼しないように2本のピンで大腿骨を腸骨に固定することに。
身体の外側に出たピンを輪ゴムで固定する方法を選択しました。
術後10日目の検診では、院内を元気に走る姿を見せてくれました。

 

股関節脱臼3

 

3年前には、コンビニの階段を踏み外しただけで
股関節脱臼を発症したポメラニアンのコもいました。
幸い、このコは、麻酔による整復だけで回復しましたが、
今回のトイプードルのコのように、重症に陥ることも少なくありません。
特に小型犬は簡単に股関節脱臼を起こしてしまいますから、
小さな段差からのジャンプにも、十分、注意を払ってください。

新たな膝蓋骨の手術法 Dr岸上式 膝窩筋切断法による手術

2017年6月12日

6月に入ったばかりですが、すでに暑さを感じますね。
こんなジメジメした季節は、皮膚病に罹る子が増加します。
予防法はこまめなシャンプーが有効です。

 

また、暑さによる熱射病や心臓病が増えるのも夏の特徴。
ワンちゃんをお留守番させる時にも、エアコンなどで室温の調整にお気をつけください。

 

さて、久しぶりの更新となった今回は、
後ろ足の膝が外れてしまう膝蓋骨脱臼症候群についてご紹介します。
この病気は、生まれつき膝の溝が浅い子に発症する先天性のもので、
トイプードルやチワワ、ヨークシャーテリア、ポメラニアンなどの犬種に多く見られます。

 

膝関節が外れてしまうと、痛さのあまり「キャンキャン」鳴いたり、
発症した方の足を上げてケンケンで歩くなどの症状が見られます。
上記のような症状を見つけた時には、ぜひ獣医師の診断を仰いでください。

 

病状はグレード1~4に分かれます。
比較的軽傷のグレード1~2の場合は、自然に脱臼が元に戻る場合もありますが、
グレード3~4の重傷の場合は、手術が必要になります。

 

従来の手術方法では、足をギプスで固定し、6日程度の入院の後、
歩けるようになるには10日ほどの日数が必要でした。
しかし、大阪在住の岸上義弘先生が、新たな手術方法を考案!
飛躍的にワンちゃんへの負担が軽減されました。

 

膝関節1

 

新たな手術法は、膝窩筋(しっかきん)と呼ばれる筋を切断するというもの。
元々この膝窩筋とは、人間や猿など、2足歩行をする動物が、
高い所の物を取る時などに、膝の関節を安定させるため膝を内側に引っ張る役割をする筋であり、
4足歩行の犬に取っては、必要性が低いもの。
それを切断することで、膝を内側に引っ張る力がなくなり、膝の脱臼が治るというものです。

 

当院では、膝窩筋断裂と同時に、膝関節がスムーズに動くよう、
大腿骨の膝側に、歯科用ドリルで滑車溝を形成。
筋を切断するだけなので、手術の翌日には歩けるようになり、4日で退院が可能になりました。
何より、ギプス固定が不要なため、ワンちゃんも快適に過ごせ、飼い主さまからも喜ばれています。

 

膝関節2

 

この一例だけでなく、獣医学は日々、発展し、
昔は困難だった治療にも、新たな解決策が次々と提案されています。
愛犬、愛猫の体調に、少しでも気になることがある時は、
お気軽にお問い合わせください。

外耳炎を甘くみていると大変なことになります

2017年1月27日

寒い日が続いています。
こんな季節は、暖かいお部屋の中で、ワンちゃん、猫ちゃんと一緒にぬくぬく……。
なんとも、しあわせな光景ですが、実は、寒い時期だからこそ、
注意しなければならない病気もあるのです。

 

この時期、お部屋の中では、ストーブをガンガン炊き、エアコンもフル回転のはず。
すると、空気は乾燥し、ハウスダストやほこりが空気中に舞いあがることに。
その結果は、皮膚がカサカサになり、
さらには、アトピーのワンちゃん、猫ちゃんの症状が悪化することになるんです。

 

先日も、「冬になった途端、全身を痒がる」との症状で
ボストンテリアの8歳の女の子が来院しました。
診断の結果はアトピー。特に左耳の症状が重く、
アレルギー性の外耳炎を後ろ足で掻き壊してしまった結果、
血管が破裂して耳血腫まで発症している状態でした。

 

耳2

 

耳の中に溜まった血液を抜くだけでは、耳の形が餃子のように変形してしまうため、
特に立ち耳のワンちゃんには、見た目の問題からもオススメできません。
そこで、耳が委縮しないよう、美容整形手術のように耳の軟骨を20針ほど縫う手術を施しました。

 

耳6耳5

 

術後、2週間で抜糸。さらに2週間で、見事に腫れも引きました。
元通りの耳に戻って、飼い主さまも大喜びです。
その後は、アトピーのお薬(ファイザー製薬のアポキル錠)で、
痒みもすっかり収まったのか、元気いっぱい、跳びはねているそうです。

 

耳1

 

寒さはまだまだこれからが本番。
先日の、日本列島を襲った大寒波の時には、腰痛を伴う椎間板ヘルニアの患者さまが増加しました。
そんな症状がある時は、ワンちゃん用のティーシャツの上に使い捨てカイロを貼りつけ、
痛みのある腰や背骨を温かく保つのがオススメ。症状の悪化を防げます。

あっかんべーで見つかった小さな腫瘍

2016年11月20日

つい先日まで、残暑に苦しんでいたと思ったら、
あっという間に秋を通り越して、真冬のような日々が訪れてしまいましたね。
みなさまも、ワンちゃん、猫ちゃんも、体調を崩してはいませんか?

 

さて、2週間ぶりとなった本日、ご紹介するのは、
「舌の奥に、ピンク色の炎症がある」と、連れてこられた
トイプードルの8歳の女の子の症例です。

 

飼い主さまは、「確かに炎症がある」とおっしゃるのですが、
普通に口の中を見ただけでは、炎症は確認できません。
そこで、口を大きく開けてみると、舌の奥の付け根付近に、
わずか直径3mmほどの小さな小さな炎症があるのに気付きました。

 

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外見はただの炎症にしか見えませんでしたが、
念のため、手術でメスを入れてみると、なんと、その炎症の下に、白く硬い腫瘍が!
腫瘍摘出後、ガン化した細胞が残らないよう、
周辺の一定範囲を電気メスで焼く処置を行ないました。

 

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病理検査の結果は、悪性グレード1。
(【グレード】とは腫瘍の悪性度を現わす単位。
進行度を現わす【ステージ】とは別の判断基準。
4段階に分類され、グレード4が最も悪性度が高い)
発見が早かったことと、広範囲に摘出したことで、
手術後は、きれいなピンク色の舌に戻り、再発の可能性は低いと考えられます。

 

獣医師の僕ですら、すぐには見つけられないような舌の奥の小さな炎症を
早期発見できたのは、飼い主さまの日々の観察力の賜物でした。
愛犬、愛猫の身体の小さな変化に気付けるのは、まさに飼い主さまだけです。
みなさまも、ご自分の愛する家族の身体を、
今一度、じっくりチェックしてみてはいかがでしょう。

危険は床に落ちている!

2016年10月25日

今回は、身近に迫る「誤飲の恐怖」についてです。

 

来院したのは、生後6か月の日本猫の仔猫ちゃん。
嘔吐が続き、救急の夜間病院で診察してもらったそうですが、
その病院では「異常なし」と、診断されたそう。
でも、次の日も嘔吐が続き、心配した飼い主さまが、当院に駆け込んで来ました。

 

レントゲン検査とバリウム検査の結果、小腸に異物を発見。
さらに内視鏡検査を行なうと、口から小腸まで続く、1本の黒い糸を確認しました。
口から糸を引っ張りますが動きません。

 

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そこで、緊急手術を決断。
開腹すると、小腸に糸の先が絡まっていました。
腸管を切開し、糸の先を摘出後、再度、口から糸を引っ張ると、
なんと、全長80cmもの糸が出て来ました。

 

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飼い主さまに確認すると、ご自宅にあった縫い糸とのこと。
ついでに(?)去勢手術も行なった上で、
仔猫ちゃんは、4日間の入院で元気に退院して行きました。

 

その2日後、またもや誤飲で来院したのは、
ワイヤーフォックステリアの2歳の女の子です。
彼女が食べてしまったのは、なんと、お庭の玉砂利!
嘔吐を促す薬で吐かせようとしましたが、石が重くて吐くこともできません。

 

そこで、日大付属病院の消化器内科で6年のキャリアを積んだ
内視鏡のエキスパートである当院の五十嵐獣医師が、
写真のようなお手製の捕獲網を作成。
内視鏡を使い、胃の内部にある石をキャッチしようと試みましたが、
あまりに石が大きく、3時間格闘するも、胃から出すこともできませんでした。

 

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仕方なく、開腹手術に踏み切った結果、出て来たのが写真の石です。
隣にある目薬の容器と比較しても、大きさにビックリするでしょう?

 

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縫い糸にしても、玉砂利にしても、どのご家庭にも普通にあるものです。
でも、好奇心旺盛なワンちゃん、猫ちゃんにとっては、一転、凶器に変貌することも。
誤飲は、飼い主さまの注意で、防げる事故。
どうか、十分、注意を払ってください。

 

危険は床に落ちている――ですよ!

大感激! 元気になったトラちゃんが帰って来た!

2016年10月17日

写真に写っているのは、飼い主さまの家族旅行のため、
当院付帯のペットホテルにお泊まりに来た15歳の日本猫の男の子、トラちゃんです。
どうです?
ふっくらフワフワの可愛らしい猫ちゃんでしょう?
でも、実はトラちゃんは、生死に関わる大病から復活した猫ちゃんなんですよ。

 

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彼が来院したのは、1年前の秋。
「元気がなく、食欲もなく、どんどんやせて来た」というのが飼い主さまの説明でした。
すぐに血液検査、レントゲン、甲状腺ホルモン、膵臓検査などを行ないましたが、
いずれも異常なし。
ところが、エコー検査で、腸にパチンコ玉ぐらいの腫瘍が発見されたんです。

 

試験的に開腹して病理組織検査を行なおうかとも思いましたが、
15歳という年齢を考えると、リスクが大きすぎる気もします。
そこで、もし、腫瘍がリンパ腫であるならばステロイドが有効だと考え、
投薬療法を取ることに。
すると、みるみる元気も食欲も復活!
この段階で、腸管高分化型リンパ腫と診断し、抗がん剤治療を追加することにしました。

 

この型のリンパ腫には、イギリスの製薬会社が開発した抗がん剤クロラムブシルが有効です。
でも、残念ながらこの薬は日本では未発売。しかも1錠900円ほどもする価格もネックになります。
しかし、なんとしてもトラちゃんの命を救いたいという飼い主さまの熱意を受け、
個人輸入で入手し、投薬することを了承していただき、
ステロイドのブレドニゾロンとの1日おきの投薬を実施しました。

 

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その治療から1年後の姿が冒頭の写真です。
初来院の時には、2.9kgしかなく、ガリガリだったトラちゃんが、今では3.8kgに!
そして、晴れてペットホテルのお客さまとして、帰って来てくれたことに、
僕も、スタッフも皆、大感激した1日でした!

 

つい先日も、国会で人間用の高額抗がん剤の価格を抑える議論が行なわれたようですが、
ワンちゃん、猫ちゃんにも同様の問題が起きています。
ペットに対してどれぐらいの医療費をかけられるかは、
それぞれの飼い主さまのお考えによるものですから、
どなたにでもオススメできる方法ではないかもしれませんが、
今回は、内科的治療で腫瘍を克服した例として、ご紹介させていただきました。

抱っこによる落下事故に注意

2016年10月10日

「愛するペットを抱っこしたい!」というのは、すべての飼い主さまに共通する思いです。
特に、子犬、仔猫の時には、その思いは強いはず。
でも、その、ペットを愛する気持ちが、思いもよらぬ事故に発展するケースもあります。

 

事故が起こったのは今年のゴールデンウィーク。
トイプードルの生後4か月の女の子が、家族旅行で訪れた蓼科高原のドッグカフェで、
飼い主さまの手から落ちてしまい、左前脚を骨折してしまいました。
近くの動物病院で応急処置を施してもらった上で、帰京後、当院に来院されました。

 

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すぐに骨折部にプレート装着手術を行ない、なんとか歩行が可能に(写真上右)。
数か月が経過し、骨折部がしっかりと接合したのを確認し、
先日、プレートの除去手術を行ないました(写真下)。

 

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今回の例のような旅行先はもちろん、家庭内でも、落下事故による骨折は発生します。
特に、チワワやトイプードル、ヨーキーなどの小型犬は要注意。
愛犬を抱っこする時には、くれぐれも注意を怠らないでくださいね!

 

ちなみに、猫ちゃんの落下・骨折事故は、当院では一度も経験していません(笑)。

 

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