院長ブログ
下アゴ骨折の治療例
2016年8月26日
さまざまな症例で来院するワンちゃん、ネコちゃん。
中には、外科手術が必要なコも。
当院では、ほぼ毎日、何らかの手術が行なわれています。
日は、最近行なわれた手術の一例をご紹介したいと思います。
7月末、来院したのは10歳のチワワの女の子。
飼い主さまの説明では、
食事の時、口がモゴモゴ、あごがガクガクしているとのこと。
診察すると、下アゴの歯根部が腐り、アゴの骨が溶けて、骨折していました。
約3時間の手術で、チタン合金のプレートを装着。
3日間、入院してもらいました。
術後、約2か月間は、柔らかい食事が必要になりますが、
すでに抜糸も終り、元気を取り戻しています!
これは、普段から歯石取りなど、歯の治療を定期的にやっていれば、
骨折まで進行する前に、防げたと思えるものでした。
愛犬家のみなさま、愛犬の口腔内の健康にも注意を払ってくださいね!