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院長ブログ|中央区銀座で動物病院をお探しの方は銀座ペットクリニックまで 銀座ペットクリニック・中央区銀座

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勤務医師 笹井 市原 笹井 笹井 市原

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院長ブログ

大感激! 元気になったトラちゃんが帰って来た!

2016年10月17日

写真に写っているのは、飼い主さまの家族旅行のため、
当院付帯のペットホテルにお泊まりに来た15歳の日本猫の男の子、トラちゃんです。
どうです?
ふっくらフワフワの可愛らしい猫ちゃんでしょう?
でも、実はトラちゃんは、生死に関わる大病から復活した猫ちゃんなんですよ。

 

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彼が来院したのは、1年前の秋。
「元気がなく、食欲もなく、どんどんやせて来た」というのが飼い主さまの説明でした。
すぐに血液検査、レントゲン、甲状腺ホルモン、膵臓検査などを行ないましたが、
いずれも異常なし。
ところが、エコー検査で、腸にパチンコ玉ぐらいの腫瘍が発見されたんです。

 

試験的に開腹して病理組織検査を行なおうかとも思いましたが、
15歳という年齢を考えると、リスクが大きすぎる気もします。
そこで、もし、腫瘍がリンパ腫であるならばステロイドが有効だと考え、
投薬療法を取ることに。
すると、みるみる元気も食欲も復活!
この段階で、腸管高分化型リンパ腫と診断し、抗がん剤治療を追加することにしました。

 

この型のリンパ腫には、イギリスの製薬会社が開発した抗がん剤クロラムブシルが有効です。
でも、残念ながらこの薬は日本では未発売。しかも1錠900円ほどもする価格もネックになります。
しかし、なんとしてもトラちゃんの命を救いたいという飼い主さまの熱意を受け、
個人輸入で入手し、投薬することを了承していただき、
ステロイドのブレドニゾロンとの1日おきの投薬を実施しました。

 

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その治療から1年後の姿が冒頭の写真です。
初来院の時には、2.9kgしかなく、ガリガリだったトラちゃんが、今では3.8kgに!
そして、晴れてペットホテルのお客さまとして、帰って来てくれたことに、
僕も、スタッフも皆、大感激した1日でした!

 

つい先日も、国会で人間用の高額抗がん剤の価格を抑える議論が行なわれたようですが、
ワンちゃん、猫ちゃんにも同様の問題が起きています。
ペットに対してどれぐらいの医療費をかけられるかは、
それぞれの飼い主さまのお考えによるものですから、
どなたにでもオススメできる方法ではないかもしれませんが、
今回は、内科的治療で腫瘍を克服した例として、ご紹介させていただきました。

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